2012年11月22日木曜日

書籍紹介『自然エネルギー革命をはじめよう―地域でつくるみんなの電力』

新刊書籍を紹介いたします。

概要

東日本大震災とFIT制度の導入によって自然エネルギーが注目を浴びています。しかし本書で注目したのは、自然エネルギーの巨大な施設をつくる話ではありません。

単に原発のエネルギーを自然エネルギーにシフトすれば良いのではなく日本でエネルギーシフトを進めていくためには、規模だけでなく質の転換も必要との考えから、本書では地域に根付いて活動をしている様々な事例とそこに関わる人々の思いを取り上げました。

取材は2012年2月から9月にかけて、地域で自然エネルギーに取り組む全国30箇所、100名近くの方にインタビューを行ってまとめています。

1)風力や太陽光、省エネなどを活用して、地域に自然エネルギーを広めた人々の挑戦
2)世界で初めての自然エネルギーによる災害支援プロジェクト
3)3・11の震災のあとから全国で続々と起きている「あなたの町の電力会社」設立の動き

目次と各章内容紹介

目次
プロローグ あなたの町に電力会社をつくろう!

第Ⅰ章 地域でつくるみんなの電力
    1.市民風車に風が吹く
    2.「おひさまの町」から広がる太陽光革命
    3.「省エネ」という発電所

第Ⅱ章 世界初!自然エネルギーによる災害支援
    1.「太陽熱温水器」の底ヂカラ
    2.太陽光おじさん、走る!
    3.100年の森をつくりたい

第Ⅲ章 日本版「自然エネルギー革命」をはじめよう!
    1.3・11後の「エネルギー・デモクラシー」
    2.次世代のためのローカルビジネス
    3.地熱大国ニッポン
    4.市民電力会社をつくろう!

あとがき 「日本」という仕組みを転換するために

付録 エネルギーシフトのために、あなたにできることリスト

1章 日本で市民発電事業を実施してきたパイオニアを追う

地域で市民と自治体が協力して自然エネルギーを広める先例があります。

北海道や東北の風車、長野県飯田市の太陽光、岡山県のESCO(省エネ)事業などでは、従来の補助金ではなく、市民出資などの新しい仕組みをつくって地域に自然エネルギーを広めてきました。「コミュニティ・パワー」という考えに基づき、地域が主体になる必要性を訴えます。

登場する主なグループや活動

「北海道グリーンファンド」の市民風車「おひさま進歩エネルギー」の地域の太陽光発電、「備前グリーンエネルギー」の省エネ事業、日本初の「コミュニティパワー会議」など

2章 世界初の自然エネルギーを使った災害支援の実態

東日本大震災後、世界で初めて自然エネルギーによる災害支援

「つながりぬくもりプロジェクト」がはじまりました。そこでは、暗く寒い避難所に明かりや温水を届けるなど、自然エネルギーの能力が最大限に発揮されました。

東北での取材を中心に、日本では忘れられた存在になっていた太陽熱温水器の活躍や、「100年の森を育てる」バイオマスプロジェクトなどを紹介します。こうしたプロジェクトは、自然エネルギーの有効利用で「災害に強い街づくり」が実現できることを証明しています。

登場する主なグループや活動

つながり・ぬくもりプロジェクト」による災害支援、「ぐるっ都地球温暖化対策地域協議会」の太陽熱温水器普及の取り組み、「自然エネルギー事業協同組合REXTA」による太陽光パネルワークショップ、「日本の森バイオマスネットワーク」による森林バイオマスと森の活用方法、東根工業高校の自然エネルギーによる国際貢献、エコハウス「雨デモ風デモハウス」など

3章 震災以降動きはじめた全国の自然エネルギーへの取り組み

震災以降動きはじめた全国の自然エネルギーへの取り組み企業、自治体、住民グループなど、2011年以降に動き始めたエネルギーを自らの手に取り戻すための様々な活動を追いました。また、原発推進一色に思える経済界でも脱原発について動き出している人たちもいます。そうした中小企業の取り組みも伝えています。

地熱発電では、これまで対立的になっていた温泉組合と協力して、地域にメリットのある形で発電する事業がスタートしています。これらの例も取り上げながら、一極集中の巨大システムから抜け出し、小規模分散型の自然エネルギー社会への転換へのうねりを伝えます。

登場する主なグループや活動

藤野電力」、「なんば電力」、「小田原電力(仮称)」 「多摩市循環型エネルギー協議会」など地域で生まれたエネルギー事業、世田谷の自治体としての取り組み、「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」による経済界からの脱原発の声、熊本県小国町の地熱利用や地熱発電、長崎県小浜町の温泉発電、「九州・自然エネルギーネットワーク」、「えねぱそ」など

2012年11月13日火曜日

「Nuclear Free Now 脱原発世界会議2 2012」(2012.12.15-16 @日比谷・郡山)

無事に自主イベント、共同イベントが終わりました。
今後もいろいろ展開していく予定なので、ご期待ください!!
以下は、昨年も行われ、エスラボも参加した脱原発会議2です。

「Nuclear Free Now 脱原発世界会議2 2012」
(2012.12.15-16 @日比谷・郡山)

http://npfree.jp

2012月15~16日(土・日)、東京・日比谷と郡山にて「Nuclear Free Now 脱原発世界会議2 2012」を開催します

Nuclear Free Now」は、「脱原発世界会議」「さようなら原発世界大集会」「世界大行進」「市民ひろば」「フクシマ・アクション・プロジェクト」「脱原発をめざす首長会議」など、さまざまな企画が結合したイベントです。知らないことを学ぶもよし、動いてアピールするもよし。多くの方々の参加をお待ちしています!

★郡山で「原子力安全福島閣僚会議」を見張る!
フクシマ・アクション・プロジェクト

「Nuclear Free Now!」が行われる理由のひとつに、「IAEA」(国際原子力機関)が来日し、日本政府とともに「原子力安全福島閣僚会議」を郡山市で開催するということがあります。どんなことが話し合われるのか、福島の本当の声が届くのか、今後の子どもたちへの対応はどうなるのか。福島に暮らす人びとが立ち上がり、声を上げることを決めました。

フクシマ・アクション・プロジェクトのチラシはこちらからダウンロードできます:

【オモテ】
http://firestorage.jp/download/ab00eb0d7433b66c12d30c1ce79fe174c78d862a
【ウラ】
http://firestorage.jp/download/92b79d49206f08296e358379e3993e7d8372fa00

~IAEA(国際原子力機関)ってなに?~

原子力の平和利用を促進し、軍事的目的の利用を防止するため1957年に発足した機関。技術情報の交換や支援、原子炉に関する研究や開発、原子力安全利用のための協力や条約提携などを行っている。


★Nuclear Free Now こんなことやります!

【脱原発世界会議2 (1)原子力を規制する】“政治に具体的アプローチをする”

環境省の外局として新たに作られる「原子力規制委員会」。原子力産業から独立し、正当で専門的に機能すべきだと考えます。規制委員会がどうあるべきか、米、独、仏、韓国からのパネリストによる各国実態説明を聞きながら議論をします。

監視に関する提言をつくるとともに、市民自体が監視していく確実な体制作りを目標とします。

   開催日:12月15日(土)
   会場:イイノホール(日比谷)

※ このほか、(2)IAEAと放射線被ばく、(3)脱原発社会をつくる、が企画されています。

■□■賛同金、後援のお願い■□■

第1回でのご支援、ご賛同、心よりお礼申し上げます。みなさんからお預かりした賛同金はすべて会議運営のために使われます。引き続き、ご協力をお願いいたします。

http://npfree.jp/donation.html

なお、詳しいことは事務局にお尋ねください。

連絡先
    〒169-0075 東京都新宿区高田馬場3-13-1 B1 ピースボート内 
   「脱原発世界会議」事務局
    Tel: 03-3363-7561 (担当:越智・小鍋)
    Fax: 03-3363-7562
    office@npfree.jp
    Twitter ID:DATSUGENPATSUtw

2012年10月30日火曜日

シンポジウム「くにたちで市民エネルギーをつくろう!」 を共催

一橋大学学生サークル「エスラボ」は2012年11月11日(日)にシンポジウム「くにたちで“市民エネルギー”をつくろう!」をエネシフくにたちと共催します。

昨年の大震災,そして福島東電の事故を期に原発に頼らないエネルギーが模索されています。
このシンポジウムでは地域自給型エネルギーの可能性を,他地域の実践例から学び,みんなで話し合っていきます。みなさまのご参加をお待ちしております。

多摩地域で広がる市民発電の取り組みを一緒に考えてみませんか。

みんなのシンポジウム
くにたちで“市民エネルギー”をつくろう!

3.11以降、原発に頼らない地域自給型エネルギーが求められています。
今回、他の地域の実践例を学び、くにたちでできることは何かを考えます。
市民エネルギーは多種多様…。この夏、節電に励んだ人も、自分でエネルギーをつくりたい人もともに語り合い、未来のカタチをめざす「はじめの一歩」にしませんか。


日時

(開場 17:30)
場所
商協 さくらホール(東京都国立市東1丁目4 アイヴィー国立マンション国立商協ビル)
参加費
800円(高校生以下無料・定員80名、予約優先)
予約
cheburashkagena113@gmail.com / 070-6560-6643(中西)
主催
エネシフくにたち
http://eneshif.blogspot.com/
一橋大学学生サークル エスラボ
http://slab0510.blogspot.com/
後援
国立市

スケジュール

※会場では、スローフードもご用意しています!

第1部 学ぼう!地域の実践例から

講演(40分)
講演者: 竹村英明さん(ISEP顧問)
テーマ: 地域エネルギーがもたらす平和~飯田市・山口県祝島・被災地での実践例から~
パネルディスカッション(45分)
コーディネーター: 佐藤圭一(一橋大エスラボ)
パネリスト: 山川陽一さん(多摩市循環型エネルギー協議会)
パネリスト: リプトンさん(トランジションタウンたま)
パネリスト: 都甲公子さん(こだいらソーラー)
パネリスト: 藤井智佳子さん(国立市民)

第2部 一緒に語ろう!考えよう!くにたちで何ができる?

ワールドカフェ形式
参加者全員パネリストも交えて、地域発の市民エネルギー実現に向けてこれから何ができるかをともに語り合います。

出演者 紹介

竹村英明 さん
NPO法人 環境エネルギー政策研究所(ISEP)顧問 / エナジーグリーン社副社長
飯田市や山口県祝島の自然エネルギー事業立ち上げに関わる。個人向けグリーン電力証書「えねぱそ」を考案。被災地を“自然エネルギー”で支援することを目的としたつながり・ぬくもりプロジェクト事務局長。
山川陽一 さん
多摩市循環型エネルギー協議会事務局長。
多摩ニュータウンや公共施設の屋根を借りソーラー発電事業を計画。環境省「平成24年度・地域主導型再生可能エネルギー事業化検討委託業務」に採択決定。
リプトン さん
トランジションタウンたま / トランジション・ジャパン理事
八王子市内で祭り,森や畑の活動,持続可能な暮らしの勉強会などを通じて地域の連携づくりを行う「トランジションタウンたま」で活動中。
都甲公子 さん
こだいらソーラー代表
3.11後,2012年4月にエネルギーシフトの重要性にめざめた市民が集い,設立。再生可能エネルギーによる電力の地産地消をめざして,市民出資の太陽光市民共同発電所設立を計画中。
佐藤圭一
一橋大サークル・エスラボ
3.11後,2011年5月に一橋大学社会学研究科に所属する学生を中心にエスラボを結成。未来へ向かって「足元から考える」をモットーに,映画会・講演会などを開催している。
藤井智佳子 さん
今年2012年9月1日,東電値上げに抗議し,契約を解除。ソーラーミシンに炭アイロン,ソーラークッカーで「ひとり脱東電」に励む日々…

ピースウィーク in くにたち 2012 が開幕

ピースウィーク in くにたち 2012 が 10月30日〜11月18日の期間で開催されます。「3.11後をともに生きる」が今年のテーマ。

期間中は国立市を中心に51の企画が開催されます。企画は同実行委員会。
スケジュールはくにたち PEACE WEBでご確認ください。

エスラボでは,11月3日(土・祝)に一橋祭の中で「足達英一郎 講演会」を主催。

また,11月11日(日)に「みんなのシンポジウム くにたちで市民エネルギーをつくろう」を共催します。

みなさま,ぜひご参加ください。

2012年9月30日日曜日

一橋祭 2012 で「足達英一郎 講演会」を開催

一橋大学学生サークル「エスラボ」は一橋祭2日目の2012年11月3日(土・祝)に足達英一郎氏をお招きし講演会を開催します。

足達氏は一橋大学経済学部出身で,現在,株式会社 日本総合研究所(日本総研)の理事。企業の社会的責任投資(SRI)や社会的責任(CSR)に造詣が深い方です。社会的責任投資などを通じて,エネルギー・温暖化問題・ライフスタイルのあり方,そこでの企業の役割など幅広い文脈で問題を論じてきました。

今回の講演では,シンクタンクの現場で政府や企業の活動を直接見て関わってきた足達氏をお迎えして,未来の社会のあり方を考えます。

社会の中でエネルギーをどのように位置づけるのか,この講演会で考えてみませんか。


足もとから考えるエネルギーの未来 PART5
日本総研・足達英一郎 講演会
~未来を選択する私達の責任~

福島の東電原発事故を受けて、多くの人々がエネルギーに関心を持つようになりました。

その一方、本来一緒に語られるべき温暖化問題への関心は薄れつつあるのではないでしょうか。いま問われているのは、エネルギー問題を社会の様々な側面と結び付けて考える視点です。

足達さんは、社会的責任投資などを通じて、企業の役割も含めつつ、エネルギー・温暖化問題・ライフスタイルのあり方など幅広い文脈で、問題を論じてきました。

シンクタンクの現場で、政府や企業の活動を直接見て、関わってきた足達さんをお迎えして、未来の社会のあり方を考えます。


日時

(開場: 14:30)
場所
一橋大学 東キャンパス東2号館 3階2301教室
講演者
株式会社日本総合研究所 理事 足達 英一郎 氏
主催
一橋大学学生サークル エスラボ
http://slab0510.blogspot.com/


講演者 紹介

足達 英一郎
(あだち・えいいちろう)
所属
株式会社日本総合研究所 理事
略歴
1986年一橋大学経済学部卒業
1990年株式会社日本総合研究所入社
経営戦略研究部、技術研究部を経て、現在、ESGリサーチセンター長。 主に企業の社会的責任の観点からの産業調査、企業評価を手がける。
研究・専門分野企業の社会的責任の観点からの産業調査、企業評価。注力テーマ:社会的責任投資(SRI)、企業の社会的責任(CSR)
共著
『CSR経営とSRI―企業の社会的責任とその評価軸』(金融財政事情研究会)
『環境経営入門(日経文庫) 』(日本経済新聞出版社)
『図解 企業のための環境問題〈Ver.3〉』(東洋経済新報社)
『会社員のためのCSR入門』 (第一法規株式会社)
『地球温暖化で伸びるビジネス』(東洋経済新報社)

2012年7月1日日曜日

上映会へのご参加ありがとうございました

先日,一橋大学兼松講堂で開催しました映画『第4の革命』上映会に足を運んでいただき
ありがとうございました。

当日はプログラムの一部が変更となりましたことご容赦願います。
今回の映画,パネル討論から皆さんがエネルギーについて考える機会になれば幸いです。

たくさんの学生・市民の方に見ていただき
無事に上映会を開催できましたことスタッフ一同感謝しております。
これまでよりも多くの学生の方々に来ていただいたことは嬉しく思いました。

今後もエスラボはイベントを企画していきます。
どうぞよろしくお願いします。

2012年6月21日木曜日

『第4の革命』一橋大学上映会

『第4の革命』上映会

日時
2012年6月21日(木曜日)
上映:18:00〜20:00(開場:17:30予定)
場所
一橋大学 兼松講堂
ゲストスピーカー
Nicola Liscutin 氏
ロンドン大学 バークベック校(Birkbeck, University of London)教授 一橋大学 大学院 地球社会研究専攻 客員教授
料金
一般:1,000円
学生:300円
主催
一橋大学学生サークル エスラボ

東日本大震災と福島第一原発の事故から一年。

再生可能エネルギーへの期待はかつてないほど高まっています。 けれども、日本の発電電力量に再エネの占める割合は2010年時点でわずか1.2%。その可能性を、多くの人はイメージをしにくいのではないでしょうか?

エスラボは、今回ドイツの再生エネルギ―に関するドキュメンタリーを上映します。海外のドキュメンタリーを通して普段とは視点を変えて、これからのエネルギーのこと、一緒に考えてみませんか?


『第4の革命』映画情報

監督
カール -A・フェヒナー (Carl-A. Fechner)
公式Webサイト: 英語 / 独語
上映時間
1時間23分
製作年
2010年
出演者
ヘルマン・シェーア/ムハマド・ユヌス/イーロン・マスク/ビアンカ・ジャガー他
製作国
ドイツ、デンマーク、ノルウェー、フランス、スペイン、マリ、バングラデシュ、アメリカ、ブラジル、中国
製作
フェヒナーメディア
配給・宣伝
ユナイテッドピープル
協力
東京ドイツ文化センター
greenz.jp
オフィシャルWebサイト
第4の革命 – エネルギー・デモクラシー
DIE 4. REVOLUTION(独語)

作品紹介

ドキュメンタリー映画「第4の革命 - エネルギー・デモクラシー」は、再生可能エネルギーへとただちに転換せよ、という力強いメッセージだ。ここでは気候変動の影響などといった、人々を怖がらせるシナリオが展開するのではなく、世界中の勇気づけられる実例や、それに取り組む人々を紹介することによって、どうすれば石油、天然ガス、石炭そして原子力から、風力、水力、太陽光への完全なシフトがうまくいくかが描かれている。巨大勢力である大企業の抵抗に立ち向かって。

ここで大切なのは、エネルギー源を替えるだけでなく、根本的な構造変化を起こすこと。つまり、大企業の巨大な精製所や大型発電所で熱や電気を作るのはもうやめて、各家庭や村や地域向けに、分散的に作るようにするということだ。取引対象はもはや資源ではなく、テクノロジーになる。なぜなら、化石燃料とは逆で、風や太陽や水というのはすべての者に無償で与えられるものだからだ。ただし、そのエネルギーを使えるようにするには先端技術が必要だ。

「今のエネルギーシステムはおしまいだ」とヘルマン・シェーアは言う。彼は再生可能エネルギーのための世界協議会(WCRE)の代表であり、オルタナティブなノーベル賞といわれるライト・ライブリフッド賞を受賞、ドイツ連邦議会議員でもある。この映画の主要登場人物の1人だ。「エネルギー自給の新しいシステムが突破口へとさしかかっている。」このシステムによって、エネルギー供給がもっと自立した民主的なものへと変わり、世界の人々にもっと公正さがもたらされるだろう。経済はそれに合わせ(ざるを得なくな)るようになる。シェーアは言う。「産業革命以来の最大の経済構造変化が、我々の目の前にある。」

これは農業、産業、IT革命に続く第4の革命だ。

「第4の革命 - エネルギー・デモクラシー」公式サイトより

2012年6月1日金曜日

映画『第4の革命』,一橋大学で上映!


「エスラボ」は2012年6月21日(木)に映画『第4の革命』の上映会を開催します。

『第4の革命』は,石油や原子力から風力・水力・太陽光へのシフトの道筋を実例を元に描き出したドキュメンタリー映画です。

今日,エネルギーは石油やウラン鉱石など独占された資源から生み出されています。一方,風・水・太陽は万人に無償で与えられるエネルギー源。
この平等なエネルギーを利用することは,単なる「エネルギー源の変化」にとどまらず,世界をより民主的な社会へと変革する可能性を秘めています。

新エネルギーのための技術開発から利用の促進,そして完全な移行への展望を,この映画から考えてみませんか。

上映会当日はロンドン大学バークベック校教授で,一橋大学に客員教授として着任されているニコラ・リスクティン氏をゲスト・スピーカーとしてお招きし,お話をうかがいます。


詳細,予告編は「2012-06-21 イベント | 『第4の革命』上映会 |http://slab0510.blogspot.jp/2012/06/20120621-4revo.html.html 」をご覧ください。


日時
2012年6月21日(木曜日)
上映:18:00(開場:17:30予定)
場所
一橋大学 兼松講堂
ゲストスピーカー(日本語)
Nicola Liscutin 氏
ロンドン大学 バークベック校(Birkbeck, University of London)教授 一橋大学 大学院 地球社会研究専攻 客員教授
料金
一般:1,000円
学生:300円(学生証をご持参ください)
主催
一橋大学学生サークル エスラボ

2012年3月31日土曜日

メンバー募集中!

「あしもとから考えるエネルギーシフト エスラボ S-lab」では春から一緒に活動するメンバーを募集しています。

新入生の方はもちろん,在学生で春から一緒にやってみようという方,下記アドレスに連絡ください。学部生,院生問わず一緒にエネルギーの今後を考えていきましょう。

活動趣旨

3.11の以前は意識することのなかったエネルギー問題。

いまだ収束しない福島第一原発の現状や春先の計画停電は、現在のエネルギー政策が本当に持続可能なものなのかを問うています。

環境性、倫理性、経済性を両立できるエネルギーシフトについて学ぶことを目的として、一橋大学社会科学研究科の院生が中心となって立ち上げたのが学生団体【エスラボ】です。

再生可能エネルギーの普及や電力自由化、原子力発電の政策的位置づけなどをテーマに勉強会や講演会、さまざまな地域活動との協働作業等を行っています。

エスラボでは随時、ミーティングの参加者を募集しております。学部生、院生を問わず興味のある企画にお気軽にご参加ください。

2011年度の活動

2011年7月 鎌仲ひとみ監督「ミツバチの羽音と地球の回転」上映
一橋大学平和と和解の研究センターとの共催で行いました。
2011年11月 環境エネルギー政策研究所・飯田哲也氏の講演会 @一橋祭
一橋大学大学院市民社会研究教育センターとの共催で行いました。
2012年1月 「脱原発世界会議」出展
パシフィコ横浜で開催された、福島・広島・チェルノブイリなどに学び、脱原発を目指す、世界会議にブース企画で出展しました。
2012年2月 東京都「原発」都民投票の条例制定署名活動
イタリアやドイツ、北欧諸国のように原子力発電存続の是非を国民投票で決められるように法整備をしよう、という新しい試みです。都議会に提出する署名を集める役割の受任者とサポーターを募集しました。

2012年1月25日水曜日

署名活動を昼休みに、一橋大学正門前で!

「原発都民投票の直接請求へ向けた署名活動を水曜日~金曜日、昼休みに、一橋大学正門前で受け付けます」

現在、新聞各紙で報道されております通り、東京都各地で、現在原発の稼働に関する都民投票条例制定を求める直接請求の署名活動が行われております(2011.12.9~2012.2.9)。

一橋大学学生サークル・エスラボでは、この活動の趣旨に賛同し、1月25日(水)~26日(金)まで、毎日昼休みに、大学正門前で、署名を募集いたします。

つきましては、もしもご賛同いただけます方は、ぜひこの機会にこちらにおいでください。

また、署名するのかどうか分からないが、話だけでも聞いてみたいという方でも構いません。

なお、メールの転送も歓迎いたします。

・日時:2012年1月25日(水)~27日(金)12:00~13:00
・場所:一橋大学西正門前
・署名内容:東京電力管内の原発の稼働を、東京都の有権者の住民投票によって決める条例の制定

(原発への賛成・反対そのものへの署名ではありません。住民投票でそれを意思決定しようというものです)
(条例案の詳細は「みんなで決めよう!原発国民投票」のHP Q&A欄 をご覧ください

・今回ここで署名ができる方:国立・小平・国分寺の有権者 (それ以外の市町村にお住いの方は、申し訳ございませんが、ここでは署名を受け付けできません。そのほかの署名場所はこちらをご覧ください

2012年1月13日金曜日

脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA に参加します!

2012年1月14・15日にパシフィコ横浜にて「脱原発世界会議 2012YOKOHAMA」が開かれます。

これはすべて市民の手によって開催されるイベントで、いろいろな講演や映画の上映、展示などが行われる予定です。

一橋大学学生サークル・エスラボは「もちこみ企画」というものに参加します。

展示ブースを設けて、エスラボの活動の紹介やペーパーパレードというものを行います。地方行政について学べる楽しいゲームも用意しています。

会場・ブース紹介

みなさま、今週末は横浜にお越しになって、脱原発世界会議にご参加下さい。

2012年1月5日木曜日

「脱原発世界会議2012-YOKOHAMA」に参加決定

未来に向かって歩こう~KUNITACHI to the World~

原子力政策はこのままでいいのか!?今こそエネルギーシフトを実現させたい!

一橋大学学生サークル・エスラボは、国立市を舞台に脱原発に向けて活動しています。

自分の頭で考え、心で感じ、その想いを表明する。それが原子力政策の未来を大きく左右することになるでしょう。

地域について考えるゲームと、人型の付箋に想いを書いて表明をするペーパーパレードを用意してお待ちしております。

脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA
持ち込み企画 ブース

日時
2012年1月14日(土)12:30~
2012年1月15日(日) 9:30~
場所
パシフィコ横浜
主催
「脱原発世界会議」実行委員会