2013年9月26日木曜日

【日本社会学会シンポジウム1】 「ポスト3.11の社会学―東日本大震災後の日本社会に対して、社会学者は何をなし得 るか」


【日本社会学会シンポジウム1】
「ポスト3.11の社会学―東日本大震災後の日本社会に対して、社会学者は何をなし得
るか」
教室 西校舎527
司会 浅川達人(明治学院大学)・黒田由彦(名古屋大学)
1.社会学研究者による「震災関連研究・支援活動」
―メタデータの取りまとめを通してみた研究活動の概要 大阪商業大学 岩井紀子
2.原発震災と制御可能性―どのような取り組み態勢の構築が必要か 法政大学 舩橋
晴俊
3.津波被災地における復興と土地問題 岩手県立大学 吉野英岐
4.東日本大震災と災害社会学  山口大学 横田尚俊
*******************************************************************
【第8回震災情報連絡会】
日時:10月13日(日)シンポジウム終了後17:40~18:40(遅くても19:00には終
了)
場所:慶応義塾大学西校舎1階513教室
      http://www.gakkai.ne.jp/jss/access.pdf
      13日は休日のため正門からしか入れないとのことで、赤羽駅からは徒歩10分か
かるとのことです。
報告・協議事項:
1)日本学術会議社会学委員会震災再建分科会の提言について
    「原発災害からの回復と復興のために必要な課題と取り組み態勢についての提
言」2013年6月27日
    次の提言に向けて提案
2)震災科研プロジェクトによる英文報告書の刊行について
3)震災原発関連研究のメタデータについて
4)ISA2014大会関連
5)そのほか

2013年9月18日水曜日

科学社会学会第2回年次大会が東京大学本郷キャンパスで開催されます。

 2013年9月28日(土)、29日(日)の2日間、科学社会学会第2回年次大会が東京大学本郷キャンパスで開催されます。最終プログラムが確定いたしましたので、以下にご案内申し上げます。環境・エネルギ-問題、高レベル放射性廃棄物問題、リスク管理、核兵器・核不拡散問題等々、福島事故にふかくかかわる諸問題をめぐる発表が含まれます。発表要約付のプログラムはhttp://www.sssjp.org/3520126088.htmlをご覧ください。どなたでも、参加できます(参加費は以下のとおりです)。関心のある方は、どうぞふるってご参加ください。

場所:東京大学本郷キャンパス法文1号館
 *法文1号館の場所は、http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_01_j.htmlをご覧ください。

日時:9月28日(土)、29日(日)

参加費:
 会員の方   2,000円
非会員の方  3,000円
懇親会費:    5,000円

以下引用(転載自由)
科学社会学会第2回年次大会プログラム(確定版)のご案内

9月28日(土)

10:00-12:00 セッション1:Terrorism, Nuclear Weapons, and War
 Chair: Chigusa Kita (Kansai University)

1 Sociological Analysis of the Relationship between "New Terrorism"
and "War on Terror", Ken Kawamura(The University of Tokyo)
2 Why Nuclear Weapons Projects Often Stumble?, Jacques
Hymans(University of Southern California)
 3 A Hidden Accident Long Before Fukushima: From the Viewpoint of
“Structural Disaster”, Miwao Matsumoto(The University of Tokyo)

13:20-14:10 総会

14:20-15:40 セッション2:国際・安全保障・リスク管理
 司会:才津芳昭(茨城県立医療大学)

1 グローバリゼーションとリスク管理の標準化、長島美織(北海道大学)
2 科学技術と国際政治の相互作用としての「核兵器のない世界」―米国における通常兵器の進歩をめぐる安全保障エリートの言説から、永田 伸吾(金沢大学)

15:50-17:50 セッション3-1:医療・生活・生命
 司会:三上剛史(追手門学院大学)

1 生命科学のイノベーションについての歴史分析、額賀 淑郎(東京大学)
2 私の「体質」と家族のつながり:体質遺伝子検査に関する一般利用者の理解、竹田恵子(大阪大学)
3 労働者の自死をめぐるリスクと責任、山田 陽子(広島国際学院大学)
4 アトピー性皮膚炎の不適切治療をめぐる新聞報道の状況、駒田安紀(京都大学)・赤塚京子(京都大学)・石川真帆(京都大学)

15:50-17:50 セッション3-2:エネルギー・環境問題(並行セッション)
 司会:綾部広則(早稲田大学)

1 中国原子力発電事業における「核」と「電」の争い、劉 晶(九州大学)
2 日本の新エネルギー開発の社会史的研究――水素エネルギーを中心として、森田満希子(九州大学)
3 再生紙を使っても温暖化対策にならない?―シンプル化された議論空間における批判のあり方―、立石 裕二(関西学院大学)

18:30-20:30  懇親会(於・東京大学山上会館)

9月29日(日)

9:30-11:30 セッション4:治水・保全・生態系
 司会:石井 敦(東北大学)

1 自然環境保全をめぐるフレーミング間の相互作用―外来魚問題を事例に、藤田研二郎(東京大学/日本学術振興会)
2 八ッ場ダム問題における科学技術コミュニケーション、萩原優騎(生協総合研究所)
3 誰が環境保全を担うのか―長崎県諫早湾を事例として、開田奈穂美(東京大学)

12:45-14:45 セッション5:廃棄物処分の社会的文脈
  司会:平田光司(総合研究大学院大学)

1 日本の新聞報道によるCCSの社会構築―フレーミングとテクノクラート言説の再生産、朝山慎一郎(東北大学)・石井 敦 (東北大学)
2 高レベル放射性廃棄物をめぐるコミュニケーション構造の分析-日本学術会議「回答」と原子力委員会「見解」、定松 淳(東京大学)
 3 日本の高レベル放射性廃棄物処分政策に見る構造災の契機―社会的意思決定における知の積み重ねと価値判断の議論の欠落をめぐって、寿楽浩太(東京電機大学)

15:00-17:00 セッション6:稀少・難病・原因不明疾患における医学・社会・当事者
  司会:山中浩司(大阪大学)

1 ポストゲノム時代の「難病」対策:「難治性疾患」と「希少疾患」の距離を測る、見上 公一(総合研究大学院大学)
2 希少難病当事者における診断のプロセスと帰結、野島那津子(大阪大学)
3 稀少疾患当事者からみた医療と社会、山中浩司(大阪大学)・加賀俊裕(SORD, 稀少難病患者支援事務局)

17:10-19:10 セッション7:学術活動への自己言及
 司会:松本三和夫(東京大学)

1 公的な研究費制度の政策転換に向けて、佐藤靖(科学技術振興機構)
 2 社会学の方法・引用文化の日米英比較、山本耕平(京都大学)・太郎丸博(京都大学)
 3 日本の高等教育における電子書籍アクセシビリティの課題―テキストデータの利用を中心に、松原洋子(立命館大学)
 4 学術研究領域の形成過程分析―「日本の看護学におけるレジリエンス研究」を素材として、諏訪敏幸(大阪大学)

19:50- 打ち上げ(予定)

2013年9月9日月曜日

第10回 東京平和映画祭  「感じる・伝える・つながる 映像の力で!」

気軽にいろいろ知れるツールとして映画はいいですね!
この機会に足を運んでみませんか?



☆2013年今回の主な上映作品の一部紹介☆
◎『ショック・ドクトリン』ー21日
ー大国と巨大資本が、過激な市場原理主義経済へと一気に改変するという「ショック療法」は、世界に何をもたらしたのか。今話題の必見作!

◎『戦争案内』ー21日 
ー明治以来日本が起こした戦争、アジア各国への戦争の本質とは。アジア侵略の社会構造的原因を鋭く追究する。故高岩監督の渾身の代表作!

◎『福島  六ヶ所  未来への伝言』ー22日
ー原発事故が起きた福島と再処理工場のある六ヶ所村。人々の生活と思いを長年に渡り記録した、島田監督の渾身の最新作。3.11後を生きる私たちに問いかけるものとは…。

◎『福島へようこそ』ー23日
ベルギーの監督による美しくもせつない映像。一見平和な日常から透けて見える不安に満ちた未来。若者のまっすぐな心の悲鳴が、観る人の心に突き刺さる。海外視点ならではの、斬新な感性が光る超大作!

◎『医原死―死の医療ビジネス』ー23日
世界最大の闇社会、医療の闇を暴いた数少ない作品!金儲けが積極的に病気を作り出し、死を招く実態を追う。いのちの本質や食べものの大切さを忘れた、病める闇の世界からの警告とは…。貴重な機会、お見逃しなく!

◎『食の未来』過去からの傑作の再上映!ー23日
農場から食卓まで大企業が食を世界的規模で支配する仕組み、生命を操作する遺伝子組み換え技術とは…。その歴史的経緯とは?科学や農業、食、そして政治に及ぼす弊害までをも見事に描いた、まさに傑作!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
  第10回 東京平和映画祭
「感じる・伝える・つながる 映像の力で!」
                   http://www.peacefilm.net
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

商業映画では取り上げられにくいテーマや事実を、
ドキュメンタリー映画や講演を通して伝えてきた
東京平和映画祭が今年で10周年を迎えます。
そこで今回は特別記念企画として3日間、連日多彩な
ゲストをお迎えして貴重な作品10本を上映、参加者
との双方向的なワークショップも企画しました!
是非お誘い合わせの上、ご参加ください!

■開催日:2013年9月21(土)~23日(月・祝)の3日間!!
■会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
(小田急線参宮橋駅 徒歩7分)
アクセス→http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
9月21日(土)13:30~18:30(開場13:00)[センター棟#417]
 “これでいいのか?日本! ~知られざる支配の構図 ”
 ◆トークゲスト
  ◇孫崎享氏(外交評論家)
 ――――――――――
 13:30 開会・あいさつ
 13:35 『あぶない憲法の話』(25分)
 14:00 『ショック・ドクトリン』(80分)
 15:35 『戦争案内』(70分)
 16:55 孫崎享氏 講演(50分)
 17:45 孫崎享氏×きくちゆみの対談(45分)
 18:30 終了

9月22日(日)12:00~20:00(開場11:30)[センター棟#501]
 ◆トークゲスト
  ◇福田健治氏(弁護士)と福島の女性たち
  ◇河田昌東氏(NPO法人「チェルノブイリ救援・中部」理事)
  ◇安田節子氏(「食政策センター・ビジョン21」主宰)
 ――――――――――
 ●ワークショップ1☆
 “原発被災の今 ~知って深まる理解 結んでみなぎる力”
 12:00 『福島 六ヶ所 未来への伝言』(105分)
 14:00 パネルトーク
 15:00 小グループ討論と全体シェア会
 15:50 休憩
 ●ワークショップ2☆
 “どう生きる?新しい汚染の時代を
   ~放射能、添加物、遺伝子組み換え食品”
 16:00 『サイエンティスト』(60分)
 17:10 パネルトーク
 18:40 小グループ討論と全体シェア会
 20:00  終了

9月23日(月・祝)10:00~20:05(開場9:30[カルチャー棟大ホール]
 “感じる・伝える・つながる 映像の力で!”
 ◆トークゲスト
  ◇鎌仲ひとみ氏(映画監督)
  ◇堤未果氏(ジャーナリスト)
  ◇田中優氏(環境活動家)
 ――――――――――
 10:00 『福島へようこそ』(59分)
 11:05 鎌仲ひとみの映像&トーク(60分)
 12:05 『憲八おじさんとタマ』+監督トーク(20分)
 12:25   ランチタイム(60分)
 13:25 『医原死―死の医療ビジネス』(99分)
 15:20 『食の未来』(90分)
 16:50 堤未果氏 講演(30分)
 17:35 『カンタ!ティモール』(110分)
 19:35 田中優氏 講演(30分)
 20:05 閉会

※上映作品・時間など、やむを得ず変更する場合があります。

**********
■参加費
 ◎21日・22日:各一日券 1500円(25歳以下 1000円)
 ◎23日:一日券 2500円(25歳以下 2000円)
 ◎3日通し券早割:☆4000円(25歳以下 ☆3000円)
 ◎3日通し券通常:5000円(25歳以下 3500円)

☆早割優待は8月31日振込分で終了済み(ネット申込み)
※25歳以下の方は最初に受付で、年齢が確認できるものを
ご提示ください。

■映画祭の詳細、最新情報、参加方法等はホームページで
 ご確認下さい。→http://www.peacefilm.net/

■主催:東京ピースフィルム倶楽部
http://www.peacefilm.net
■協力:国際有機農業映画祭