2013年9月18日水曜日

科学社会学会第2回年次大会が東京大学本郷キャンパスで開催されます。

 2013年9月28日(土)、29日(日)の2日間、科学社会学会第2回年次大会が東京大学本郷キャンパスで開催されます。最終プログラムが確定いたしましたので、以下にご案内申し上げます。環境・エネルギ-問題、高レベル放射性廃棄物問題、リスク管理、核兵器・核不拡散問題等々、福島事故にふかくかかわる諸問題をめぐる発表が含まれます。発表要約付のプログラムはhttp://www.sssjp.org/3520126088.htmlをご覧ください。どなたでも、参加できます(参加費は以下のとおりです)。関心のある方は、どうぞふるってご参加ください。

場所:東京大学本郷キャンパス法文1号館
 *法文1号館の場所は、http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_01_j.htmlをご覧ください。

日時:9月28日(土)、29日(日)

参加費:
 会員の方   2,000円
非会員の方  3,000円
懇親会費:    5,000円

以下引用(転載自由)
科学社会学会第2回年次大会プログラム(確定版)のご案内

9月28日(土)

10:00-12:00 セッション1:Terrorism, Nuclear Weapons, and War
 Chair: Chigusa Kita (Kansai University)

1 Sociological Analysis of the Relationship between "New Terrorism"
and "War on Terror", Ken Kawamura(The University of Tokyo)
2 Why Nuclear Weapons Projects Often Stumble?, Jacques
Hymans(University of Southern California)
 3 A Hidden Accident Long Before Fukushima: From the Viewpoint of
“Structural Disaster”, Miwao Matsumoto(The University of Tokyo)

13:20-14:10 総会

14:20-15:40 セッション2:国際・安全保障・リスク管理
 司会:才津芳昭(茨城県立医療大学)

1 グローバリゼーションとリスク管理の標準化、長島美織(北海道大学)
2 科学技術と国際政治の相互作用としての「核兵器のない世界」―米国における通常兵器の進歩をめぐる安全保障エリートの言説から、永田 伸吾(金沢大学)

15:50-17:50 セッション3-1:医療・生活・生命
 司会:三上剛史(追手門学院大学)

1 生命科学のイノベーションについての歴史分析、額賀 淑郎(東京大学)
2 私の「体質」と家族のつながり:体質遺伝子検査に関する一般利用者の理解、竹田恵子(大阪大学)
3 労働者の自死をめぐるリスクと責任、山田 陽子(広島国際学院大学)
4 アトピー性皮膚炎の不適切治療をめぐる新聞報道の状況、駒田安紀(京都大学)・赤塚京子(京都大学)・石川真帆(京都大学)

15:50-17:50 セッション3-2:エネルギー・環境問題(並行セッション)
 司会:綾部広則(早稲田大学)

1 中国原子力発電事業における「核」と「電」の争い、劉 晶(九州大学)
2 日本の新エネルギー開発の社会史的研究――水素エネルギーを中心として、森田満希子(九州大学)
3 再生紙を使っても温暖化対策にならない?―シンプル化された議論空間における批判のあり方―、立石 裕二(関西学院大学)

18:30-20:30  懇親会(於・東京大学山上会館)

9月29日(日)

9:30-11:30 セッション4:治水・保全・生態系
 司会:石井 敦(東北大学)

1 自然環境保全をめぐるフレーミング間の相互作用―外来魚問題を事例に、藤田研二郎(東京大学/日本学術振興会)
2 八ッ場ダム問題における科学技術コミュニケーション、萩原優騎(生協総合研究所)
3 誰が環境保全を担うのか―長崎県諫早湾を事例として、開田奈穂美(東京大学)

12:45-14:45 セッション5:廃棄物処分の社会的文脈
  司会:平田光司(総合研究大学院大学)

1 日本の新聞報道によるCCSの社会構築―フレーミングとテクノクラート言説の再生産、朝山慎一郎(東北大学)・石井 敦 (東北大学)
2 高レベル放射性廃棄物をめぐるコミュニケーション構造の分析-日本学術会議「回答」と原子力委員会「見解」、定松 淳(東京大学)
 3 日本の高レベル放射性廃棄物処分政策に見る構造災の契機―社会的意思決定における知の積み重ねと価値判断の議論の欠落をめぐって、寿楽浩太(東京電機大学)

15:00-17:00 セッション6:稀少・難病・原因不明疾患における医学・社会・当事者
  司会:山中浩司(大阪大学)

1 ポストゲノム時代の「難病」対策:「難治性疾患」と「希少疾患」の距離を測る、見上 公一(総合研究大学院大学)
2 希少難病当事者における診断のプロセスと帰結、野島那津子(大阪大学)
3 稀少疾患当事者からみた医療と社会、山中浩司(大阪大学)・加賀俊裕(SORD, 稀少難病患者支援事務局)

17:10-19:10 セッション7:学術活動への自己言及
 司会:松本三和夫(東京大学)

1 公的な研究費制度の政策転換に向けて、佐藤靖(科学技術振興機構)
 2 社会学の方法・引用文化の日米英比較、山本耕平(京都大学)・太郎丸博(京都大学)
 3 日本の高等教育における電子書籍アクセシビリティの課題―テキストデータの利用を中心に、松原洋子(立命館大学)
 4 学術研究領域の形成過程分析―「日本の看護学におけるレジリエンス研究」を素材として、諏訪敏幸(大阪大学)

19:50- 打ち上げ(予定)

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